空に描かれる木の芸術「クラウンシャイネス」という木の譲り合いをご存知ですか?
森の中でふと足を止め、真上を見上げたことはありますか?
そこには、都会のビル群では決して見ることのできない、
不思議で美しい光景が広がっていることがあります。
葉と葉が重なり合わず、まるでパズルのピースを組み合わせたように、
空に細い道(隙間)が描かれている現象。
これを、専門用語で「クラウンシャイネス(Crown Shyness/樹冠の恥じらい)」と呼びます。

私も最近剪定屋空さん(https://www.senteiyasora.com)に教えて頂いて知った用語です。
今回は、私たちが日々仕事をする現場で見つける、この木の知恵についてお話しします。
1. 樹冠の恥じらいが作る「光の境界線」
クラウンシャイネスとは、隣り合う木々が互いの枝先を触れ合わせないように成長する現象のことです。
なぜ、木々は隣の木とぶつからないように空け合うのでしょうか。
実はこれには、木が生きていくための切実な理由があると言われています。
- 傷つけ合わないため: 風で枝が揺れたとき、隣の枝とぶつかって大切な芽や葉を傷つけてしまうのを防ぐため。
- 光を分け合うため: お互いに隙間を作ることで、森の奥深くまで日光を届け、自分の根元や周囲の植物を育てるため。
恥じらい という名前がついていますが、そこにあるのは、
自然界の厳しい生存競争の中で生まれた共生のための知恵なのです。
2. 特殊伐採の現場で見上げる、最高の芸術
私たち特殊伐採の仕事は、時に地上数十メートルの高さまで登ります。
木の上に身を置くと、地上から見るのとはまた違う、
圧倒的なクラウンシャイネスの造形美に息を呑むことがあります。
それは、一本一本の木が精一杯に枝を広げつつも、
隣の木を尊重し、絶妙なバランスで空を分け合っている姿です。
私たちが木を伐り、枝を払うとき、
常に意識しているのはこの空のバランスです。
一本の木を伐採することで、これまで保たれていた光の入り方や風の通り道がどう変わるのか。
私たちはただ木を倒すだけでなく、その後の空の景色までを想像しながら作業を進めています。

3. 日本の森が教えてくれること
日本の杉やヒノキの森でも、条件が揃えばこの美しい境界線を見ることができます。
現代の私たちの暮らしは、とかく効率やスピードを求めがちです。
しかし、何十年、何百年とそこに立ち続ける木々は、
お互いに適切な距離を保ち、光を分け合うことの大切さを、
静かに教えてくれているような気がします。
結び:お庭の空を見上げてみてください
もし、あなたのお庭にある木が大きくなりすぎて、空が隠れてしまっているなら。
あるいは、隣の木と枝がぶつかり合って、苦しそうに見えるなら。
それは、木が「少し整理してほしい」というサインを出しているのかもしれません。
私たちは、木々の個性を尊重しながら、もう一度お庭に光を呼び込み、
空のパズルを美しく整えるお手伝いをいたします。

【木と空を整える、三重県の特殊伐採・空師 SEAFOREST】
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木々の健康と、そこに暮らす人の安全を第一に考えた施工をいたします。
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